第468章 罪を認める!

この言葉を聞いて、寺田凛奈と寺田真治は呆然とした。

木田柚凪が密かに堀口泉弥に会いに行き、その点滴に何かを注射したというのか?そんなことがあり得るだろうか!

木田柚凪は堀口泉弥を憎んでいたかもしれないが、そんなことはしないはずだ。彼女にはまだ真由美の世話をしなければならず、違法な行為をするはずがない。

寺田真治が最初に口を開いた。「ありえない」

寺田凛奈もうなずいた。「堀口泉弥は昏睡状態だけど、たとえ目覚めても刑務所に行くことになる。彼女はすでに相応の罰を受けているんだ。木田柚凪が彼女を害するはずがない!」

弁護士はため息をついた。「しかし、木田さんは以前、秋田七恵に『堀口泉弥を許さない、死んでほしいくらいだ』と言ったそうです」

寺田凛奈は「……」

この言葉は、二人が病院にいた時、秋田七恵が彼女に詰問した際に確かに言っていた。そしてその時、若い看護師も傍にいた。