「この服に緑の帽子があったら、絶対にかぶらないからね。」
「ははは、まさか、誰が堂々たる顧靖澤に緑の帽子をかぶらせようなんて思うの?」林澈は笑いながら言った。
顧靖澤を見つめながら、心の中で喜んで思った。やはり、「ダーリン」という一手は、間違いない。
この感覚に林澈も嬉しくなり、特に乗馬服を見ながら、彼が着たら絶対にかっこいいだろうと思った。
林澈と彼はそれぞれ服を着替え、すぐに出てきた時には、顧靖澤も着替え終わっていた。
この緑色はあまり好きではなかった。端の部分だけとはいえ、彼は自分の性格に合わないと感じていた。
しかし、林澈は全く違っていた。
彼は目を上げ、深緑色の服を着た凛々しい女性を見つめた。
この林澈は本当に、妖艶になりたければ妖艶に、かっこよくなりたければかっこよくなれる。