彼は顔を曇らせて考えた。喬綿綿も……きっと演技だろう。
スマートフォンをロックしようとした時、WeChatが「ピン」と鳴った。
墨夜司のWeChatには数人しか登録されていなかった。
通知音が鳴ったので、WeChatを開いた。
開いてみると、グループチャットに新しいメッセージが届いていた。
このWeChatグループは言少卿が作ったもので、メンバーは5人だけだった。
彼と言少卿、宮澤離、陸饒、そして沈柔だ。
墨夜司は普段グループチャットを見る気が起きなかった。なぜなら、10回中8回は言少卿が一人で盛り上がっているだけだったからだ。
今は少しイライラしていたので、ついつい開いてみた。
すると言少卿が短い動画をグループに投稿していて、そこには男女がXXしているシーンが映っていた。
動画の上には「XX18手」という文字が書かれていた。