第571章 すぐに動画を送れ

彼は顔を曇らせて考えた。喬綿綿も……きっと演技だろう。

スマートフォンをロックしようとした時、WeChatが「ピン」と鳴った。

墨夜司のWeChatには数人しか登録されていなかった。

通知音が鳴ったので、WeChatを開いた。

開いてみると、グループチャットに新しいメッセージが届いていた。

このWeChatグループは言少卿が作ったもので、メンバーは5人だけだった。

彼と言少卿、宮澤離、陸饒、そして沈柔だ。

墨夜司は普段グループチャットを見る気が起きなかった。なぜなら、10回中8回は言少卿が一人で盛り上がっているだけだったからだ。

今は少しイライラしていたので、ついつい開いてみた。

すると言少卿が短い動画をグループに投稿していて、そこには男女がXXしているシーンが映っていた。

動画の上には「XX18手」という文字が書かれていた。