喬綿綿もおばあさまに会いたくなっていた。
でも墨奥様のことを考えると、気分が良くなかった。
おばあさまは本当に彼女に会いたがっているのは確かだと信じていた。
墨奥様については…
おそらく彼女に会いたくないだろう。
「このまま手ぶらで行くの?」喬綿綿は少し気が引けた。「前回行った時、お母様…いえ、お母様とおばあさまから高価なプレゼントをいただいたのに、手ぶらで行くのは申し訳ないわ。」
「家族なんだから、そんなに気にすることないよ。あなたが来てくれるだけで、二人とも喜ぶはずだ。それに、家には何も足りないものはないしね。」
「でも、やっぱり何か買っていきたいわ。」
結局、彼女の強い希望で、墨夜司は彼女とショッピングモールへ行くことになった。
墨夜司のアドバイスで、おばあさまと墨奥様にそれぞれスカーフを一枚ずつ買った。