第13章 カーティスと鷹獸が追ってくる

白箐箐はあたりを見回し、その場で手に入る物を使って、泥を掴んで頭に適当に塗りつけた。このように二回洗うと、頭の油分が取れた。

ゆったりとした服を着ているので、白箐箐は思い切って下着を全部脱ぎ、体を洗った後、下着も軽く洗い、心の中で安堵した:

あの日カーティスの蛇の抜け殻を着ていて良かった。涼しくて洗いやすく、乾きやすい。

ただし、洗い終わった後、胸当てを着るのは簡単ではなかった。胸当ては締め付けが強く、水を踏みながら着なければならず、気を抜くと沈んでしまう。

「縮んだのかしら?」白箐箐は胸当てを引っ張ってみたが、まだ弾力があり、小さくなった様子はない。

自分の胸を触ってみると、うーん...随分と大きくなったみたい。ふぅ〜痛い!

やはり二次成長期が来たのだ。

白箐箐は確信を持って考え、少し体を傾けて、目の端でこっそりムーアを見た。

ムーアの視線は終始白箐箐に向けられており、彼女が自分を見ているのに気づくと、「終わった?」と尋ねた。

「えっと...はい、終わりました。」白箐箐は岸に這い上がり、胸当てを持った手を背中に隠し、頭を下げて胸を引っ込めながら、ムーアの表情を見る勇気が出なかった。

恥ずかしいか快適かの選択で、白箐箐は迷った末に後者を選んだ。今となっては強気で向き合うしかない。

ムーアは白箐箐をもう一度見ただけで、鷹の姿に変わり、彼女を巣穴まで送り届けた。

「ふぅ〜」

ムーアが去るのを見送りながら、白箐箐は長い息を吐いた。

蛇の抜け殻の生地は丈夫だから、何も見えなかったはず。それにムーアも普段と変わらなかったし。

白箐箐は期待を抱きながら、下を見てみると、二つの突起がはっきりと見え、ただ一言。

「くそっ!」

巣の中で白箐箐は再び胸当てを着けようとした。今回は誰も見ていないので、自由に動けたが、着けられはしたものの窮屈で、ヘビの鱗の細かい模様まで引き伸ばされてしまい、数分我慢した後で結局脱いでしまった。

...

森の中で、目を血走らせた花豹さまが敏捷に木に登り、音もなく別の木に移動した。

木の下では、白虎が疲れて眠っていた。

豹は振り返って見て、心の中で得意げに笑った。