第348章 間違いなく

若い頃、蕭麗華はずっと女の子が欲しかったのですが、二人目の息子を産んだ時に体を壊してしまい、もう妊娠できなくなってしまいました。これが蕭麗華の大きな心残りとなりました。

今、顧寧を見ると、おとなしくて綺麗な子で、とても気に入りました。

「さあさあ、紹介するよ。こちらはおばさまの蕭さんだ」と嚴おじいさんが顧寧に紹介しました。

「おばさま、こんにちは」と顧寧は礼儀正しく挨拶しました。

「麗華、これが私と正霖が話していた顧寧だよ」と嚴おじいさんは蕭麗華に言いました。

顧寧という名前を聞いた途端、蕭麗華の表情は驚きと敬服の色を見せました。顧寧のことは全て聞いていたからです。

若くして賭石と骨董品に高い造詣を持っているだけでなく、非常に優れた身体能力で嚴正霖を狙撃から救ったのです。