第340章 徐さんと親交を結ぶ

「ええ、私は本物を何点か持ってきて、店で販売しようと思います」と顾寧は言い、先ほどの件には触れませんでしたが、陳達榮の対応には非常に満足していました。

「本物?」

「本物?」

顾寧の言葉が落ちると、二つの驚きの声が同時に響きました。一つは陳達榮から、もう一つは入り口から聞こえてきました。

その声を聞いて、顾寧と陳達榮は振り向きました。そこには七十歳ほどの老人が立っており、その後ろにはボディーガードが二人ついていました。

来客を見た陳達榮は、すぐに出迎えに行き、丁寧で敬意を込めて言いました。「徐さん、お久しぶりです。お元気そうですね!」

「そんな挨拶はいいから、良い品物があるか見に来たんだ。若い社長、本物を何点か売るって言ったな、早く見せてくれ」と徐さんと呼ばれた老人は陳達榮の挨拶に構わず、急いで顾寧の方へ歩み寄り、せかすように言いました。