第220章 遊びに行かない？

「人の裏切りや悪意を気にするよりも、自分の尊厳と素晴らしさを大切にするべきだ。私たちを殺さないものは、最終的に私たちをより強くする！」

　　Weiboには夜更かしが多く、彼女のコメント、リツイート、いいねの数がぐんぐん増えていった。

　　投稿から5分も経たないうちに、江牧野もリツイートし、控えめな支持のコメントを添えた。

　　ファンたちは下のコメント欄で興奮して騒いでいた。ドラマの中のカップルが現実でも同じ会社に入ったなんて、何か起こる可能性が高くなったんじゃないか？

　　寧夕が意外だったのは、この投稿の人気コメントの中で、彼女を心配し支持するものや江牧野との噂話以外に、トップの人気コメントが次のようなものだったことだ——

　　「女神様女神様！この前、陸霆驍さんがあなたに関するWeiboをリツイートしているのを見ましたよ！盛世エンターテインメントで陸大ボスに会ったことありますか？話したことは？かっこいいですか、かっこいいですか！写真をください！特別なものをください！」

　　寧夕は頭が真っ白になった。「陸大ボスに会ったことがあるかって？当たり前じゃない！今横に寝てるのに、このバカな人たち！写真？それはやめておこう...男神は自分で独占しておくべきだよね...」

　　寧夕はぶつぶつ言いながらスクロールを続け、結果的にどんどん目が冴えてきた。

　　ああ、やっぱり不眠の時にWeiboを見るべきじゃなかったな。

　　今彼女に必要なのは、高等数学の教科書のはずだ！

　　悩んでいるところに、突然電話が鳴った。着信表示は江牧野だった。幸い、さっきからマナーモードにしていた。

　　寧夕は声を潜めて電話に出た。「もしもし、何？」

　　「こっちが聞きたいよ。こんな夜中に寝ないで何してるんだ？」

　　寧夕は目を回した。「同じ質問を返すよ〜」

　　「なんで声が小さいんだ？」江牧野は疑わしげに尋ねた。

　　「夜中だよ、大声で話せっていうの？」

　　「違う...」江牧野はシャーロック・ホームズのような口調で、確信的に言った。「そばに誰かいるな！」