李紫夏は後ろの「あなたが発明したの?」という五文字を打ち込まなかった。考えただけでも馬鹿げていると感じたからだ。
大学一年生で、しかも数学科の学生が、どうやって化學元素を発明できるというのか?
しかし今、彼女は目をこすり、もう一度グループチャットのその言葉を見つめた。
學習:【そうよ、私が研究開発したの。】
李紫夏:……
謝瑩瑩:……
-
教室にて。
携帯を見て完全に衝撃を受けた謝瑩瑩は、今や呆然としていた。彼女は携帯を見つめながら、まだ信じられない様子だった。
彼女は唾を飲み込み、きっと自分が幻覚を見ているか、この世界がファンタジーになってしまったのだと思った。
薛夕。
19歳の女の子。
数学科で、IMO第一位、大学入試満点、そして今や化学界を震撼させる元素を発明した?
これが同じ寮の同級生なの?明らかに人間じゃないでしょ!