先ほど飛び上がった二つの人影、一人は第七グループのリーダー、もう一人は夏天で、第七グループのリーダーが地雷を踏んだとき、夏天は飛び上がり、寸歩を使って彼を引っ張り出した。
こうして二人は爆発から逃れた。
地雷は偽物で、演習用のものだったが、それでも独自の射程範囲があり、地雷のペイントボールに当たれば、脱落となる。
「ふう!危なかった」第七グループのリーダーは胸をなでおろした。
「全員警戒!ここは地雷原だ。さっきの爆発で警備員が来るはずだ。すぐに隠れろ。一度攻撃して、すぐに場所を変える」夏天は大声で叫んだ。
全員が自分の位置を離れ、最適な戦闘地点を探して隠れた。
五分後、一つの小隊がここに現れた。小隊の人数はわずか二十人だった。
バン!
銃声と共に、全隊員が一斉に発砲した。
一回の交戦で敵の小隊を全滅させた。
「みんな、お前たちはもう戦死した。大人しくここにいろよ」夏天はその小隊の人々に挨拶をし、その後他のメンバーに手信号を送った。地雷と奇襲地雷を設置するように指示した。
戦死者を使って奇襲地雷を仕掛けるのは最も卑劣な手段だが、最も効果的な手段でもある。
一分後、奇襲地雷と地雷が全て設置された。これは夏天たちが持っていた全ての地雷と手榴弾だった。
「彼らの銃を回収し、手榴弾も全部回収しろ。前進を続ける」夏天たちはようやく銃を交換できた。夏天以外の全員が喜んでその小隊の銃を回収した。
その小隊の人々は夏天たちの行動に感心していたが、彼らを死体として奇襲地雷に使うのは確かに卑劣すぎた。しかし、彼らも夏天からひとつの戦術を学んだ。
夏天たちの小隊は前進を続けた。
五分後、他の三つの部署の人々が全員やって来た。
「どこだ?」杭州市特別行動部の教官は戦死した兵士たちに向かって尋ねた。
「申し訳ありません、私たちは既に戦死しています」その兵士たちは答えた。
「くそっ、教官が何を聞いているか、それに答えろ」ある者が戦死した兵士に注意を促した。
ドーン!
ドーンドーンドーンドーン!
連続した爆発音が響いた。
全員が遠くへ飛び込んだ。
「マーレゴビ、あいつら俺たちを罠にかけやがった」杭州市特別行動部の教官は怒鳴った。
「戦死者数を確認しろ!」浙海市特別行動部の教官が大声で命じた。