第389章 高級ホテル

取引が成功したのを見た時、上半身の女王様の顎が地面に落ちそうになった。先ほど夏天が一分と言った時は不可能だと思っていたのに、今本当に取引が成功したのだ。

つまり、彼は一本の電話で一千萬香港ドルを動かしたということだ。

これは金持ち二世どころか、まさに金持ち一世じゃないか。

夏天は彼女の心の中で、イケメンから高富帥へ、いや、白馬の王子様へと変わった。決して白馬に乗った唐さまではなく、本物の白馬の王子様だ。

彼女の目はハート形になった。

「もう行っていいよ」夏天は美女泥棒を見て言った。

「連絡先を教えてもらえませんか?もし次回あなたと彼女が香港に来たら、ガイドをさせていただきたいんです」美女泥棒は直接言った。

「ああ、自分で入れてくれ」夏天は携帯を美女泥棒に渡した。