なぜなら、下の言葉は「もし火の前に立って、火が消えなければ、あなたは火属性体質です」だったからだ。
ここまで読んで夏天は笑い死にそうになった。ろうそくに火をつけて消えなければいいだけなんて、あまりにも簡単すぎる。これなら彼もこの超級練器術を修行できる。この超級練器術の基本は火なのだ。
つまり、練器をするには、まず火を扱えなければならない。
火の扱い方については、上に詳しく記されていた。夏天は一度に二時間以上読み続け、目が完全に疲れ果てるまで読んだ。長時間目を使ったため、立ち上がった時にはよろめきそうになったが、幸い石に手をついて支えることができた。
そして驚いたことに、その石に手をついた瞬間、精神力が一気に回復したのだ。再び目を開けると、目も使えるようになっていた。