7日の大学入試、午前は国語、午後は数学。
8日……
8日の午前は政治・歴史・地理、午後は理科・化学・生物……
そう、英語はないんだ!
普段の英語の授業は、方平たちも受けているが、音楽や美術といった科目と同じ扱いだ。
簡単に理解しておけばいい程度で、特に重点的に試験されることはない。
国語、数学、政治・歴史・地理はそれぞれ150点、理科・化学・生物は300点だ。
点数から見ると、実際政府は理系にやや重点を置いているようだ。
文武分科は、ただ大まかな区分けに過ぎない。
普段みんなが言う文科は、前世の文系+理系に相当する、あるいは文化科目では分科していないと言ってもいい。
実際、これも当然のことだ。文武で既に分科しているのだから、文化科目でさらに分科する必要はない。
……
文化科目の試験は、方平にとってはまだ比較的楽だった。
精神力は今や200ヘクに迫っており、ほぼ普通の人の倍だ。
倍の精神力は、単に記憶力や理解力が倍というだけではない。この増幅はそんな単純な計算ではないのだ。
もしそんな計算なら、方平の気血はまだ普通の少年二人分にも満たないことになる。
しかし今の方平がこれらの人々と手を出せば、それこそ弱い者いじめだ。一蹴りで一人を殺せるほどの力がある。
記憶力、理解力が普通の人よりはるかに優れているため、試験の時も方平はそれほど難しいとは感じなかった。同じタイプの問題を一度解いたら、どんなに変えられても思い出すことができた。
……
8日の午後、大学入試が正式に終了した。
家に帰ったばかりの方平に、吳志豪から電話がかかってきた。
「どこにいる?」
「今、家に着いたところ……」
「なんてこった!」
吳志豪は信じられないといった口調で、驚いて言った。「大学入試が終わったのに、家に帰るなんて!」
まるで方平が家に帰ることが、許しがたい罪悪であるかのようだった。
方平が話す間もなく、吳志豪はすぐに言った。「俺たちは皆第一中學校の近くにいるよ。今夜はしっかりリラックスして、飲んで食べて遊ぶんだ。俺がおごるよ!」