第76章 各校の合格基準

武士の世界では、政府機関の効率がはるかに高いようだ。

  6月中旬、試験終了から10日も経たないうちに、教養科目の試験結果が出た。

  ……

  観湖苑。

  方平がゆっくりと受験番号を入力するのを見て、方圓は彼の代わりに焦り、後ろで急かし続けた。「方平、早くしてよ!」

  「何を急ぐんだ?」

  方平は慌てる様子もなく、しばらくしてようやく身分情報を確認した。

  照会ページに入ると、方平は一瞥して、予想通りの口調で言った。「俺の見積もりとほぼ同じだな。」

  国語:120点

  数学:131点

  政治歴史地理:112点

  理科:264点

  総合点:627点

  政治歴史地理は、方平が前世で文系生ではなかったことと、政治や歴史に若干の変化があったため、あまり高得点ではなかった。

  他の科目については、まずまずの結果で、方平の期待通りだった。

  総合点627点は、昨日発表された重点ラインより32点高かった!

  昨日、ニュースで教育部が今年の重点ラインを595点に設定したという情報が公表された。

  「627点!」

  方圓もこの時、顔をパソコンの前に寄せ、点数をはっきりと見ると、突然喜びに満ちあふれた!

  方平の教養科目の成績はずっとそれほど悪くはなかったが、以前はいつも重点ラインの周辺をうろうろしていた。

  まさか大学入試で30点以上も超えるとは!

  「方平、武大に合格したわ!」

  方圓は喜色満面で、大声で叫んだ!

  以前から方平は武大に十中八九合格するだろう、ほぼ問題ない、きっと大丈夫だと言われていた……

  でも、それはすべて確定していない事だった。もし教養科目で失敗して、とても悪い成績だったら、方平の気血が高くても、社會武道家になるしかなかっただろう。

  しかし今、方平の教養科目の成績が627点に達したことで、方平の武大合格が100%確実になったのだ!

  方圓は喜びを抑えきれず、方平が反応する間もなく、すぐに外に走り出した。

  走りながら言った。「お父さんとお母さんに知らせてくるわ!」

  「ゆっくり……」