武士の世界では、政府機関の効率がはるかに高いようだ。
6月中旬、試験終了から10日も経たないうちに、教養科目の試験結果が出た。
……
観湖苑。
方平がゆっくりと受験番号を入力するのを見て、方圓は彼の代わりに焦り、後ろで急かし続けた。「方平、早くしてよ!」
「何を急ぐんだ?」
方平は慌てる様子もなく、しばらくしてようやく身分情報を確認した。
照会ページに入ると、方平は一瞥して、予想通りの口調で言った。「俺の見積もりとほぼ同じだな。」
国語:120点
数学:131点
政治歴史地理:112点
理科:264点
総合点:627点
政治歴史地理は、方平が前世で文系生ではなかったことと、政治や歴史に若干の変化があったため、あまり高得点ではなかった。
他の科目については、まずまずの結果で、方平の期待通りだった。
総合点627点は、昨日発表された重点ラインより32点高かった!
昨日、ニュースで教育部が今年の重点ラインを595点に設定したという情報が公表された。
「627点!」
方圓もこの時、顔をパソコンの前に寄せ、点数をはっきりと見ると、突然喜びに満ちあふれた!
方平の教養科目の成績はずっとそれほど悪くはなかったが、以前はいつも重点ラインの周辺をうろうろしていた。
まさか大学入試で30点以上も超えるとは!
「方平、武大に合格したわ!」
方圓は喜色満面で、大声で叫んだ!
以前から方平は武大に十中八九合格するだろう、ほぼ問題ない、きっと大丈夫だと言われていた……
でも、それはすべて確定していない事だった。もし教養科目で失敗して、とても悪い成績だったら、方平の気血が高くても、社會武道家になるしかなかっただろう。
しかし今、方平の教養科目の成績が627点に達したことで、方平の武大合格が100%確実になったのだ!
方圓は喜びを抑えきれず、方平が反応する間もなく、すぐに外に走り出した。
走りながら言った。「お父さんとお母さんに知らせてくるわ!」
「ゆっくり……」