第400章 妖皇暦、南七域(三三二五盟主のために加筆1/3)

この二日間、魔武は大きな動きを見せなかった。

方平は研究所に行き、詳細な検査を受けた。魔都政府と魔都軍部も人を派遣し、方平の説明に対して、ほとんどの人が納得していた。

本当に全人類に適用できるのなら、方平が隠す必要はなかった。

隠したいのなら、彼はそれを使うこともなかっただろう。

この件は、魔都側が過度な追及をしなかったため、なんとか収まった。

……

12月31日、方平は数件の知らせを受け取った。

一つ目は、陳雲曦たちが南江地下洞窟に入ったこと!

二つ目は、南江武道大學で、六級極限の副学長が学長職に就き、兵器學院の六級極限の者が副学長となったこと。

四大学院の院長で、初めて六級極限の強者がいない状況となった。

武道部部長の王金洋は、職位に変更はなかったが、むしろ南江副總督という名誉職に就いた!

この件は、注目を集めた。

南江はそれなりの大きな省であり、たとえ王金洋が名誉職で、実際には南江總督府で実務を担当していなくても、年が明けてもまだ21歳の若者が一省の總督に就任するというのは、想像もできないことだった!

この件と比べると、もう一つの出来事は取るに足らないものに見えた。

京武では、武道部が主導して特別訓練クラスを設立した。

この特別訓練クラスが何のために設立されたのか、外部にはあまり知られていなかった。

方平は知っていた……主に地下洞窟に適応するために設立されたのだ。

要するに、主に歩法と穴掘りの技術を教えることが目的で、もちろん、穴掘りの技術は表向きには出せないものだった。李寒松からの電話によると、地下洞窟での生存方法を研究するためだという。

李鉄頭は今回本当にショックを受けたようだ!

帰ってから、特別訓練クラスの開設を強く主張した。

京武の指導部が承認しなかった時……承認しないと、李鉄頭は脅しをかけた。承認しないなら、一部の学生を連れて魔武に学びに行くと!

もちろん、転校ではなく、ただ生存術を学ぶために魔武に行くというだけだった。

この発言が出た途端、京武の指導部は怒り心頭だったが、しぶしぶ認めざるを得なかった。

本当にこの厄介者が人々を魔武に連れて行ったら、本当に戻ってくるだろうか?

そうして、京武に特別訓練クラスが増えることになった。

……

武道部。

方平は李寒松の行動に笑いが止まらなかった。