2月14日、旧正月元日。
この日、早朝、南江総督府は記者会見を開き、昨夜の出来事について簡単な説明を行った。
カルト信者が暴れ回り、大みそかの夜に社会の安定を破壊し、混乱を引き起こそうとしたことについて……
魔武方平と南武王金洋が立ち上がり、これらのカルト信者を討伐した。
……
同じく、この日、華國の五品ランキングが更新された。
第一位、方平!
この日はちょうど新年を迎えたばかりで、方平も新年を迎えてまだ20歳だった!
「方平、20歳、魔武校委會秘書長、魔武武道部部長、陽城名譽提督、魔武大學二年生……」
これらが、方平の身分資料だった。
「戦績:2010年2月13日、六品絕頂武者一名、六品中級武者一名、六品初級武者一名を討伐。」
そして王金洋も、同様にランキングに入り、一気に第二位となった。
「王金洋、21歳、南江名譽副總督、南武武道會部長、南武大三學員……
戦績:2010年2月13日、六品絕頂武者と交戦し、生還。」
王さんの戦績は、方平と比べると、かなりの差があった。
しかし、知る人ぞ知る、このような戦績がいかに恐ろしいものかを。
五品初段の武者が、六品絕頂武者と戦って生還できるということ自体が、最大の奇跡だった。
交戦とは、逃げることを意味しない。
本当に逃げただけなら、それほど大きく取り上げる価値はない。
この二人の現代の天才は、今回本当に無敵の姿を見せた。
五品が六品を討つ!
しかも六品絕頂を討ったのだ。たとえカルトの武者が本来弱いとはいえ、六品絕頂のレベルまで来ると、どれだけ弱くてもそれほど差はない。天才とはいえ人間であり、これほどの境界差を超えて相手を倒すことは極めて困難だ。
方平は現在、五品中段の実力を示し、王金洋はわずか五品初段だった。
……
京都。
「六品絕頂を討伐!」
李寒松がこのランキングを見たとき、唯一の感想は、これらの狂人たちがすでに極限まで狂っているということだった。
「京武は...本当に安逸すぎた!いや、私も安逸すぎた!」
李寒松は想像すらできなかった、自分が六品絕頂に遭遇したら、命を保てるだろうか?
討伐はおろか、死なずに済めば最大の幸運だろう。
「恐ろしい奴らだ!」
李寒松は呟いた後、決意を固めた。このままではいけない。
どんどん差をつけられてしまう!