第528章 交換リスト

魔武。

この時の方平はまだ京南のほうで、陳さんが強気な発言をしたことを知らなかった。

この時の方平は、陳さんに電話を切られ、すでに魔武の応接室に到着していた。

応接室には、政府から二人の宗師が来ていた。

軍部の周副司令と、教育部の王副部長だ。

この二人は、どちらも顔見知りだった。

特に王部長は、どこにでも顔を出す人で、方平はこの八級の強者が単なる使い走りではないかと疑っていた。教育部の副部長は少なくないが、王さんの地位はあまり高くないようだ。

この二人を迎えたのは黄景で、他の人たちは現在閉関している者は閉関し、修練している者は修練していた。

方平が入ってくるのを見て、王部長はにこやかに言った。「方平、おめでとう!いや、これからは方將軍と呼ぶべきかな!」

「將軍?」

方平は少し驚いたが、すぐに笑顔で言った。「部長、名誉上のことですよね?」

「当たり前だ!」

王部長も遠慮なく笑って言った。「もちろん名誉上のことだ。まさか君に軍を指揮させるとでも思ったのか?しかしそれでも、これは中央政府の君に対する認識と肯定だ。誰でも將軍になれると思っているのか?」

軍部では、都統になるのは難しくないが、將軍になるには大きな功績を立てる必要がある。

魔都地窟では、魔都を守る六級極限の強者である許莫負も將軍の階級を持っているが、彼は権限が大きく、地位も非常に高い。

国の名器は、軽々しく与えるべきではない。

地方ではまだいいが、提督や副総督などの名誉職は、かなり多く与えられている。

しかし軍部では、真に軍功がなければ授与されない。

姚成軍や陳文龍のような武大學生も軍部で経験を積んでおり、二人は地窟で何度も戦ってきたが、今でもまだ都統だ。

彼らが將軍になるには、まだ早い。少なくとも三年から五年、あるいは十年八年かかるだろう。

しかし方平は、軍部での経験もなく、軍部の任務も実行したことがない。

だが数回の功績の積み重ねと、今回の大功により、現在の方平が宗師強者であれば、政府の意向では大將軍の階級を授与するつもりだった。

しかし大將軍の階級は宗師でなければ授与されず、方平は功績は十分だが実力が少し足りないため、最終的に政府は將軍の階級を授与することにした。

「將軍……」