第303章 痛烈な代価(2番目)

「葉さまと華夏武道局には多少の因縁があると承知しております。この身分があれば、華夏武道局も少しは警戒するでしょう」

「葉さまにお願いするしかありません」

項承東は興奮して言った。彼は今回、藥王谷で葉辰と手を組まなければ、華夏藥同盟には未来がないことを十分理解していた!

華夏藥同盟には、もはや希望がないのだ!

それに比べれば、趙師匠の三品丹藥の錬製など取るに足らないものだった!

葉辰は少し考えてから承諾した。「わかりました。ただし、私は藥盟のために何もしませんし、いつでも離れることができます」

今は修行のために大量の薬材が必要で、華夏藥同盟との関係を築くのは悪くない。

それに名目だけの話だし、あってもなくてもいい。

しかし葉辰は知らなかった。華夏藥同盟には絶対的な実権を持つ職位が二つしかないことを!