輪廻墓地の震動はますます強くなり、葉辰の呼吸も荒くなった。
その赤い光は天を突き抜けるかのように、美しく輝いていた。
彼は輪廻墓地の霊気が極限まで濃密で、玉の護符の力をはるかに超えていることを感じ取った!
崑崙虛でさえもここの霊気には及ばない!
「これは……」
葉辰が黒衣の老人に尋ねようとした時、老人は一声叱咤し、上空の域外霊石に向かって指を一本立てた!
域外霊石は直ちに砕け散り、無数の欠片が四方八方に飛び散った!
葉辰は驚いたことに、域外霊石の内部に赤い珠が一つあることを発見した。
珠は全体が赤く、かすかに火炎が渦巻いており、非常に神秘的だった。
黒衣の老人が口を開いた:「この珠は域心珠と呼ばれ、域外の霊気を含んでいる。千年に一度地球に落ちてくる。前回この珠が落ちた時は、上古大戦を引き起こし、千人近くの強者が命を落とした!