第372章 私の娘に手を出すと、死ぬ!(4章目)

葉辰は白瑤に向かって一撃を放ち、蒼龍幻身の秘伝が湧き上がり、その速さは極めて速かった!

瞬く間に白瑤に触れようとしたその時、異変が起きた!

入口から、一人の老人の姿が飛び出してきた!

「蟻けらめ、我が娘に手を出すとは、死ね!」

轟くような咆哮が響き渡った!

片手で白瑤の手を掴み、幽霊刑務所の入口へと向かった!

もう片方の手で葉辰に向かって一剣を振り下ろした!

葉辰は目を凝らし、一剣を放った。

雲和湖の両岸の湖水が荒れ狂い、絶え間なく岸辺に打ち寄せた。

京城師範大學のこの人工湖は、まるで水が抜かれたかのようだった!

「ぷっ!」

老人は驚愕の表情を浮かべ、血を吐き出し、剣気の余波で吹き飛ばされた。

剣を握っていた腕が粉々に砕け散った!

葉辰も楽ではなかった。一剣を放った瞬間、相手が離合境以上であることに気付いた!まるまる一つの大境界上だった!