第371章 待て!(3更!)

「まさか……」

葉辰が彼女の術法を直接破り、目の前まで迫ってきたのを見て、白瑤の笑顔が消えた。

自分の一撃は、この蟻を殺すどころか、相手に簡単に破られてしまった。

重要なのは、ここでは武道の力を一切使えないはずなのに、目の前のこの小僧は一体どうなっているのか!

考える暇もなく、五本の指が突き刺さるように迫ってきた、風が渦を巻いている!

彼女の雪白の首が直接両手で掴まれた!

五本の指に力が込められる。

葉辰が動いた、直接巨木に向かって突っ込んでいく!

「やめて……」

白瑤は恐れた。

「チャンスは与えた、三度目はない」

葉辰の冷たい声が響いた!

続いて、轟音とともに、白瑤の体は葉辰によって巨木に叩きつけられた!

「バキッ!」

巨木が折れ、白瑤も血を吐き出した。

目の前が女性で、しかも魅力的であっても、葉辰の目には、彼の前に立ちはだかる者は皆死人でしかなかった!