第456章 違和感に気付く

「どうやって取り戻したのか?」フィリップが尋ねた。

バロンは直接答えた。「まず彼らの基地を見つけ出し、それから軍隊を出動させて奪い返しました。」

「つまり、彼らの基地の場所を知っているということか?」

「……はい!」今回のバロンの返事には、少し躊躇いが感じられた。

彼は具体的な場所を知らなかった。チャールズだけが知っていた。彼はただ部下を率いて、途中で武器を奪い返しただけだった。

フィリップは威厳のある眼差しで彼を見つめ、すぐに尋ねた。「基地はどこにある?」

「将軍、なぜそのようなことをお尋ねになるのですか。何か起きたのでしょうか?」バロンは質問に答えず、逆に尋ねた。

「素直に答えろ。いつから逆に質問する立場になったのだ?!」

「はい!」

フィリップは再び鋭く尋ねた。「では、基地はどこにある?」