第612章 童家に直接来た

警備員にも良心はあった。ただ怖すぎて、本当のことが言えなかっただけだ。

一度嘘をついてしまうと、なおさら真実を語れなくなってしまう。

今、席牧白にこのように脅されて、もう耐えられず、すべてを覚悟して話し始めた。

「私を殺してください。この件は私の家族とは無関係です!夏さんを害したのは私です。すべて私の過ちです!童さんは私に彼女に会わせるように命じただけで、二人きりで話がしたいと言い、このことは誰にも言うなと。私は彼女が話をするだけだと思っていました。まさか誘拐するとは思いもしませんでした!嘘をつかせたのも童さんです。協力しなければ私に罪をなすりつけると言われました!彼女を罰することができる人は誰もいないからと!これはすべて私の過ちです。何でも私に向かってきてください。私は罰を受けるべきだと分かっています!」