方明全は一通り探しても人が見つからず、もう探すのを諦めて、興奮しながら自分のスタジオに戻り、一晩中かけて撮影した映像の編集を行った。
「これで成功するかどうかは、この一発にかかっている!」方明全は作業に取り掛かり、一晩中眠らずに映像を編集した。
これは間違いなく大きなニュースであり、しかも彼の独占記事だった。昨夜の生中継があったことで、広まれば更に多くの人が彼のチャンネルに殺到するだろう。この編集した映像をアップロードすれば、再生回数は驚異的な数字になるはずだ。
一人でこれほど早く映像を編集できたのは、一つには成功への渇望があり、もう一つは心から感動していたからだ。方明全は、これが記者として働いてきた中で最高の作品だと確信していた。
天網にログインすると、方明全は既に多くのコメントを目にした。みな昨日の映像のことを尋ねていた。
当時は電力が破壊され、監視カメラは事態を捉えていなかった。個人が撮影したものも、アングルが悪くて全過程を撮れていないか、あまりにもぼやけていて、彼のような専門機材を持つ者とは比べものにならなかった。
方明全は深く息を吸い、自分の映像に『唯一の神、唯一のB、あなたは私たちの天使』というタイトルをつけ、アップロードボタンを押した。
アップロード後、方明全は映像を見ることもせず、横の椅子に座り込んで、タバコに火をつけた。うつむいたまま黙り込み、一本また一本と吸い続けた。
方明全は時計を見る勇気すらなかった。時間を知るのが怖かったのだ。なぜなら、ニュース記者にとって時間とは命そのものだからだ。
彼は十分わかっていた。この映像をアップロードした後、必ず通信機が鳴るだろう。しかし、その通信機が鳴るまでの時間が、この映像がどこまで届くかを決めることになる。
「30分以内に連絡が来れば大成功、1時間なら上々、1時間半経っても連絡がなければ...」方明全がまだ心の中で計算していると、突然通信機が鳴った。
方明全は跳ね上がるように立ち上がり、机の上の通信機を食い入るように見つめた。見覚えのある番号が表示されていた。
「8分43秒...8分43秒...」方明全は興奮して拳を強く握りしめ、歯を食いしばり、手に持っていたタバコの箱をぐしゃぐしゃに潰してしまった。