第386話

夏田長老は表情を少し固くし、眉をしかめた。

彼は多くの人の骨を診てきたが、愛南の骨は特に印象深かった。

彼女の関節は弱々しく、骨はもろく、実は武道の素質はなかった。成長とともに年を重ねても、改善は見られなかった。

そのため、愛南の両親が何度懇願しても、彼は承諾しなかった。

このような骨格では、どんなに努力しても武道との縁はなく、むしろダンスなどを学ぶ方が適していた。

成長しても、それは変わるはずがなかった。

しかし今回触れてみると、目の前の人の骨格に戸惑いを覚えた。

これは本当に愛南のあの柔弱な骨相なのか?

いや……

目の前の人の骨は非常に硬く、関節は柔軟で、筋骨は触れてみると素晴らしい!

まるで何年も武道を修練してきた武道界の達人のようだ!!

夏田長老は思わず栗原愛南をもう一度見つめ、尋ねた:「毎日どのくらい武道の練習をしているのか?」