第340章 少女に嘲られた!

江川一渡は三班の表情を見て、鈴木月瑠に面子を潰されたことを悟り、眉を上げて尋ねた。「どうだった?彼女は来てくれるのか?」

三班:「……」

「何を聞くことがあるんだ?」

傍らの五班が嬉しそうに言った。「我らが三班はどんな人物か知ってるだろう?一人で二人分の働きをする男だぜ。彼が出向いたんだから、間違いなく成功したはずさ!どうだ三班、特殊捜査課に来られると聞いて、彼女は感激して泣きそうだったろう?どの班に来るんだ?」

三班:「……」

みんなにどう対面すればいいのか分からない。これを言い出したら面子が丸つぶれだ。特殊捜査課の二班長が、若い女の子に嘲られたなんて!

三班は顔を赤らめたが、彼の厚い皮膚のせいで、それほど目立たなかった。

厚かましく言い淀みながら言った。「……まあ、話はついたと思う。彼女は特殊捜査課に来たがってはいるんだが……部下になるのは気が進まないらしくてね。つまり、直接班長になりたいという意味だと思う。そのことについて、上に相談してみようと思うんだが」