第339章 よかった、大きな正体がバレなかった！

彼女がウェイボーにログインすると、無数のメンションやコメント、そしてDMが一気に押し寄せてきて、スマートフォンがフリーズしそうになった。

スマートフォンが落ち着くのを待って、鈴木月瑠は自分の投稿を開いてみると、コメント数はすでに60万を超えていた。

コメントとリツイートの内容に目を通した月瑠は、やっと一息ついた。

よかった、正体がバレなかった！

江川一渡はまだその騒動に浸っていて、月瑠姉の正体がいくつかバレたことを思い出し、一方で一橋貴明は何もないことを考えると。

彼はニヤッと笑って、月瑠に言った：「月瑠姉、一橋貴明のトレンド入りを買いませんか？叔母と甥なんだから、面子は立てないと！」

鈴木月瑠：「……」

彼女はWeChatの残高二円を見て、黙り込んだ。

この時、後ろの車に乗っていた三班たちは、車内で簡単な会議を開いていた。

三班はインターポールで、帝都に一報入れるだけで鈴木月瑠の資料をいくつか入手できた。

その簡単な資料を見て、彼は口角を引きつらせた：「この小娘は運転が上手いだけじゃなく、射撃技能も優れている。鈴木月瑠を特殊捜査課に誘うことを考えてみないか。」

「見たところ、彼女はまだ20歳で、小学校も中退している。ただ家柄がいいだけで、なにもない。思い切って特殊捜査課でバイトさせてみたらどうだ。」

これは三班が鈴木月瑠の簡単な履歴を見た後の、最初の本能的な反応だった。

「それはいい考えだと思います。」

五班が真っ先に賛同し、この時彼はスマートフォンでSNSのトレンドを見ていて、叫び声を上げた：「なんと！お姉さんゲームも超上手いじゃないか！」

特殊捜査課の7人の班長の中で、五班は有名なゲーマーで、特にリーグ・オブ・レジェンドが大好きだった。

国内ランク1位のMrs.Xを最も崇拝している！

そう思うと、五班は目を輝かせて言い出した：「なんと彼女が私の理想の女神だったなんて！早く早く、彼女を特殊捜査課に招きましょう。できれば私たちの五班に！特殊捜査課は給料が高くてイケメンばかりですよ、魅力的じゃないですか？」

一同：「……」

三班が軽く咳払いをして、本題に戻った：「いいだろう、彼女を採用して、どの班に入るかは構わない。ただし七班以外なら。七班は毎日親のすねかじりばかりだからな。」

会議に参加していた江川一渡：「……」