第387章 私は喧嘩が強い

断ろうとした時、お婆様は鈴木月瑠の意図を察して、「お見合いのお祝いよ。他の女の子たちもみんな貰ってるから、月瑠ちゃんにももちろんあげるわ。受け取りなさい」と言った。

「受け取りなさい。お婆様の気持ちだから」一橋貴明も優しく言った。

鈴木月瑠はようやく安心して受け取り、お婆様を見て「ありがとうございます」と言った。

「いい子ね」

お婆様は一層明るく笑って、傍らのスマートフォンを手に取った。「お婆様とWeChatで友達になりたいんだけど、いいかしら?」

一橋しんていから聞いていたが、鈴木月瑠はWeChatが大好きだそうで、だから特別にWeChatに登録したのだった。

「私の方から読み取らせていただきます」鈴木月瑠は素直に言って、スマートフォンを取ってお婆様のQRコードを読み取った。

お婆様は鈴木月瑠のWeChatをトップに固定し、「可愛い孫嫁」というメモを付け、さらに可愛らしいスタンプをいくつかダウンロードした。