第397章 診断が済んだ

遠藤彦は正直に答えた。「最初はしびれて痺れたような感じでしたが、後になって痛みを感じるようになりました。でも、浅い痛みです。」

その言葉を聞いて、鈴木月瑠は何故か安堵のため息をついた。「痛みを感じるのは良いことです。立ち上がれる可能性があるということですから。」

彼女は既に足の痛みがあれば治せると言っていたが、この言葉を聞いて、遠藤彦は興奮して両側の布団をぎゅっと掴んだ。

遠藤彦は興奮して鈴木月瑠を見つめた。「本当ですか?二十年ぶりに、私は立ち上がれるんですか?」

「可能性があるとだけ申し上げました。」

鈴木月瑠は気軽に言った。「あなたの足は二十年間感覚がなかったので、最適な治療時期を逃してしまいました。」

「ですから、今後の治療が順調に進めば、普通に歩けるようになりますが、状態が良くない場合は、立つことはできても長時間歩くことはできないでしょう。」