第460章 やり方が陰湿すぎる!

一橋貴明は深夜に部下からの連絡を受けた。

特殊部隊が麻薬組織の摘発中にトラブルに遭遇し、一橋貴明の直接の対応が必要となった。

彼はベッドから起き上がり、眉間を揉みながら現在時刻を確認した。

日本は午前3時。

M国はもう夜が明けているだろうか?

一橋貴明が出発の準備を整えた時、時間を計算しながら、海外にいる鈴木月瑠に電話をかけた。

「どうしたの?」鈴木月瑠はすぐに電話に出た。

一橋貴明は眉を上げて微笑んだ。「君が恋しくて。」

鈴木月瑠:「ふーん。」

「薄情者め。」

一橋貴明は出発準備を整えた部下たちを見て、背を向けながら清々しい声で鈴木月瑠に言った。「日本麗国国境で少し用事を処理してくる。連絡が取れなくなるかもしれない。」

鈴木月瑠は少し黙った後、頷いた。「わかった。気を付けて。」