第618章 ゲームなんかやって何になる?

「鈴木月瑠、私の母は年上なのに、どういう口の利き方をしているの?」遠藤音美は怒り心頭で、鈴木月瑠を睨みつけた。

鈴木月瑠は遠藤音美を無視し、見向きもせず、目は暗く沈んでいた。投げやりな口調で「誰がBしか取れないって言ったの?」

「Sだって、私が取りたければ取れるわ」

彼女の真っ赤な唇が軽く上がり、その言葉は傲慢で邪悪さを帯び、さらに無関心な冷たさが滲んでいた。

遠藤音美と遠藤母さんの表情が目まぐるしく変化した。

遠藤母さんは笑い出し、皮肉を込めて言った。「あなたのような下手な字でSが取れるの?書協があなたの物だと思っているの?」

それを聞いて、鈴木月瑠は口角を上げ、ゆっくりと言った。「私の家のものかどうかは重要じゃないわ。でも、あなたの家のものじゃないことは確かよ」