第718章 第3者の争い

「この売女?この淫売?お姉さん、私の手口は全部あなたが教えてくれたものじゃない?そもそもあなたもそうやって俊介のベッドに上り詰めたんでしょう?どうしてあなたにはそれができて、他人にはできないの?」

青山怜菜は腫れ上がった頬を押さえながら、冷静に言った:「覚えているでしょう?あなたは以前、藤原家のただのメイドだった。お金と地位のために俊介を誘惑し、陸田汐を死に追いやって、のし上がった。そんな手口は本当に感心するわ。今の私はただ俊介の側にいて仕えたいだけ。あなたの地位を奪うつもりも、あなたを殺すつもりもないわ。これ以上何を望むの?」

「一介のメイドが藤原夫人の座に就けるなら、この私、青山家のお嬢様が、清らかな身でなぜ相応しくないというの?藤原夫人になってから見下すような態度を取って、あれもダメこれもダメって。自分がかつてメイドだったことを忘れたの?名家の中であなたが一番身分が低いのよ!」