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1985年4月1日 大雨 北京
今日は私の三歳の誕生日。お父さんがノートをくれて、「君子は日に三度己を省みるが、我々のような小人物は一日一度の反省で十分だ」と言った。だから今日から日記をつけて、その日の過ちを記録するように言われた。君子が何なのかは分からないけど、小人物の意味は分かる。お父さんは豚の角煮が好きだけど、買えないし、買っても食べる気になれない。今日みたいに、いつも私が食べるのを見ているだけ。実は私、お肉は好きじゃないけど、好きなふりをしなきゃいけない。理由はよく分からない。私はまだ小さくて、物事が分からない子供だから。
お父さん、私はお父さんのお腹から生まれたの?どうして他の子には母さんがいるの?
1987年6月1日 晴れ 天津
お父さん、今日もまた私のことを誰も要らない野良の子、私生児だと言われた。幼稚園に行きたくない。幼稚園の子供たちはみんなバカみたい。トイレも先生に手伝ってもらわないとできないし、アラビア数字を1から100まで数えられる子もほとんどいない。私は英語とフランス語で100まで数えられるのに。あの花マークも何の意味があるのか分からない。お父さんが言うように、物には価値か価格のどちらかがあるはずで、どちらもないものは無駄なもの。私はあの花マークはそういうものだと思う。