第7章 半分の虎跑老茶

第七章 半壺の虎跑老茶

江蘇浙江上海の界隈で針の穴ほどの心の持ち主だと認識される魔物として見られているが、魏の端公は自分を度量の大きい男だと自負していた。デビューしてから今日まで三十年以上も心を養ってきた。たとえ誰かが目の前で一生娘しか産めず、人に弄ばれろと呪っても、魏の端公はその目の利かない奴を八つ裂きにするとは言わなかった。しかし、魏の端公を女だと言うのは、公認の大禁忌であり、逆鱗だった。そのため魏の端公は十本の指を腹の上で組み合わせ、箸を動かさず、酒も飲まず、梅菜扣肉の皿を持ったままの張三千を狼や豺のように笑みを浮かべながら見つめていた。

陳二狗は酒碗を上げ、場を取り繕って言った。「魏さん、あの子は生まれた時に母親を亡くし、四年後に父親も酒で死んでしまった。母親はいても父親の教えを受けていない田舎者の子供だ。どんな教養があるというのか。気にしないでください。この酒を私が先に飲んで詫びとさせていただきます。張三千の代わりに謝罪の意を表します。」