第27章 老仙人

今回、張三千は素直に頷き、小さな頑固な牛のように諸葛老人に逆らうことはなかった。おそらく老人の理解しがたい言葉と重々しい口調に悲しい思い出を呼び起こされたのか、目が少し赤くなったが、泣き出しそうな様子はなかった。張家寨では、お人好しの陳富貴と白眼狼の張三千は、村人たちが見て最も泣かない二人だった。

「入りなさい」と諸葛老人は笑って言った。入り口には、しばらくの間覗き込んでいたものの、入る勇気のない男が立っていた。ピカピカの坊主頭で、裸足に磨き上げた革靴を履き、汗染みの取れないTシャツに警備員制服のズボンという、どっちつかずの出で立ちで、山水華門でこんな格好で大手を振って歩けるのは王虎剩大將軍ただ一人だけだった。

王虎剩が卑屈な足取りで入ってきて壁際に屈んだとき、諸葛老人は優しく言った。「間違いなければ、あなたが若旦那の王虎剩ですね?」