第36章 苦手

王解放の頭の中では、女の子をこんな風流な場所に連れてくるのはなかなか格調が高いと感じただけで、それ以外には何の感慨もなかった。王虎剩はやや思慮深く、今やブランドスーツに身を包んだ陳浮生の後ろ姿を見つめながら、手に持った唐三彩天王像の入った箱を少し持ち直し、これこそまさに画龍点睛だと感じた。深圳まで行って破滅的な陰徳の商売を再開したかいがあったと思い、そして王虎剩の心には豪情が湧き上がった。彼は陳浮生が最も落ちぶれていた時に知り合ったのだが、あの時誰が、この東北からの出稼ぎ労働者が石青峰プライベートクラブに立ち、しかもこのクラブの将来のトップになるとは思っただろうか?

今回、宋代は先頭を歩かず、陳浮生を先に行かせた。偶然にも今日があるこの東北の若者は極めてゆっくりと、小さな歩幅で歩いた。宋代は明確に覚えていた。81歩。この若者は81歩歩き、そしてこの時、いつも何事にも無関心だった彼が初めて真剣に陳浮生を観察し始めた。数日もすれば南京中に知れ渡るであろう名前、陳浮生。