張兮兮は相変わらず、心も無く、理想も無く、教養も無く、品性も無い退廃的な生活を送っていた。乱れた性生活の他にも、お金持ちの娘らしい放縦な生活を送り、金持ちの父親の金で狂ったように買い物をし、一生に一度も使わないような贅沢品を山のように買い込んでいた。金持ちの息子である彼氏とナイトクラブに飽きると、県をまたいでスピード運転を楽しみ、杭州龍井路で木に衝突して、エアバッグに包まれた経験は彼女にとってスリル満点だった。授業をサボって単位を落とすなんて、それに比べれば子供の遊びだった。沐小夭のアパートで半年以上も過ごしていなかった張兮兮は、それ以来一度も同じ場所で寝たことがなかった。今日はシャングリラホテルに泊まり、明日は上海錦江に泊まり、気分が良ければ浦西フォーシーズンズホテルの一番高い部屋を予約する。派手に着飾って魅惑的な姿で、彼女に本気で狙いを定めた外国人に出会うと、張兮兮は媚びた笑みを浮かべながら、片言の英語で一晩10万元以下では相手にしないと告げるのだった。