第36章 面談

小バカの能力は目標の機能を奪うこと?前回はおばさんの嗅覚と味覚で、今回は叔父さんの話す能力?

咳をするふりをした張元清は喜びを感じた。一般人の能力を奪えるなら、霊境歩行者の能力も奪えるのではないか?

もしそうなら、この小さな霊僕の価値は非常に高いものとなる。

この時、叔父さんは我に返り、先ほどの自分の行動を思い出し、夜店の旦那様は顔を赤らめ、困惑と恥ずかしさを感じていた。

ハハ、叔父さんも恥ずかしがることがあるんだ.......張元清は心の中で意地悪く考え、叔父さんの首に乗っている嬰児霊が疲れ果てて、眠そうにしているのを見た。

「これは、その......冗談だよ。元子が小さい頃のことを思い出して、つい真似してしまっただけさ。」

叔父さんは数十年の経験を持つ古参だけあって、厚顔無恥にも素早く甥に責任を転嫁した。

張元清は不意を突かれた。

「年甲斐もなく、恥ずかしくないの!」祖母は怒って叱りつけた。

「母さん、僕はまだ子供だよ。」叔父さんはニコニコしながら言った。「僕は永遠に母さんの子供です。」

「出て行きなさい.....」祖母は嫌そうな顔をした。

夕食が終わり、叔父さん一家は向かいの部屋に戻った。張元清は早めに洗面所で身支度を整え、おばさんに夜は邪魔しないよう頼んでから、寝室に入った。

明日は早起きして職場で李東澤に会い、嬰児霊のことを報告しなければならないので、早く寝る必要があった。

しかし、その前に、この小さな存在を従わせようと試みる必要があった。

張元清はベッドの上で胡座をかき、小バカは彼の膝の上で丸くなって眠り、彼の親指を吸いながら、太陰の力が糸のように嬰児霊の体内に流れ込み、それを養っていた。

掲示板の説明によると、霊僕の祭炼に成功すれば、その後は太陰の力で養い続けるだけで、霊僕をこの世に留めておくことができるという。

張元清は出来上がった宝物を手に入れたようなものだった。

「この小さな奴はまだあまり賢くないようだが、将来知能は上がるのだろうか.....」

張元清は感情を沈め、太陰の力を動員し、目の底から濃厚な粘っこい黒い光が湧き出し、少しずつ眼球と白目を置き換え、眼窩を占領した。

「ふぅ......」