「はっはっ……戦いは友を作る、さあ、一杯どうですか!」
雷極峰にて。
方夕は燕隼と戦った後、すぐに令狐山に宴席を設けさせた。
彼は何事もなかったかのように、酒杯を掲げ、胸に包帯を巻いている燕隼に向かって乾杯を促した。「さあさあ、燕お爺さん、もう一杯!」
燕隼は口の中が苦かったが、この若くて天才的な強者を怒らせるわけにはいかず、酒杯を持ち上げて一口飲んだ。
「そうそう、みんな仲間なんだから」方夕は笑いながら、周銅に尋ねた。「私が宗師会に入ったのは、宗師を超えた境地を求めてのことです。会ではどこまで研究が進んでいるのでしょうか?」
「多少の成果は……」
周銅は表情を引き締めた。
宗師会はもともと、宗師たちが突破を目指して設立した組織だ。もし他のメンバーが方冷のような天賦の才に恵まれ、実力も優れた宗師がいることを知れば、必ずや惜しみなく教えを授けるだろう。
すべては前進への道を見つけるため!
「ぜひ詳しく聞かせてください」方夕は酒杯を置き、静かに耳を傾けた。
「実は……武聖はすでに武道の頂点に達しているのです」周銅は言葉を整理してから口を開いた。「我が宗師会は様々な一流の武道を集め、長所を取り入れ短所を補い、最終的に数種の極品の絶技を創り出しました。これを'武道七絕'と呼び、天賦の才のある弟子を幼い頃から修練させましたが、結局のところ真罡を全身に巡らせ、'全身気功'の境地に達するのが限界でした……」
「真罡が全身に巡るというのは、すでにすごいことですね」
方夕は思案げに言った。
宗師の真罡には限りがあり、彼や令狐山のように、重要な時にだけ放出して防御する、まるで部分的な甲冑のようなものだ。
もし剛気が全身に満ち、絶え間なく放出できれば、全身鎧を着ているようなもので、防御力は比べものにならないだろう。
「真罡が全身気功に達すれば、それが武聖の頂点なのでしょうか?」
方夕は呟いた。
「そうかもしれませんし、そうでないかもしれません……会長は、全身気功の後には'真の気功化身'があるのではないかと推測しています!」