雨宮由衣は錦園に着くとすぐに閉じ込められた。
「カチッ」と鍵をかける音に、彼女の心臓が震え、思わず薬の入った袋を握りしめた。
半月も経たないうちに、彼女は再びここに戻ってきた。
すべてが掌握されているとはいえ、この見覚えのある豪華な寝室に閉じ込められると、魂に染み付いた恐怖が、制御不能なほど少しずつ彼女の体を包み込んでいった。
七年間の監禁生活で、彼女は極度に暗闇を恐れ、静寂を恐れるようになった。そして最後には、暗闇に慣れ、死のような静けさに慣れたことで、逆に光を恐れ、人混みを恐れるようになった。
最も恐ろしいのは、監禁されることではなく、いつの日か自由を与えられても、心の中の牢獄から抜け出せなくなることだった。
たとえ人生をやり直しても、すべての悲劇が起こる前に戻っても、彼女は前世の記憶と影から逃れられない哀れな存在のままだった。
ドアの外から、見覚えのある足音が遠くから近づいてきた。一歩一歩、静かな空間に異様に鮮明で恐ろしく響く。
「ギィッ」とドアが開く音がした。
入り口に立つ鬼塚凛のような恐ろしい姿を見て、雨宮由衣の瞳孔が一瞬で縮んだ。
一瞬のうちに、目の前の光景と前世の記憶が完全に重なり合った……
少女の恐怖に満ちた表情は人の心を蝕む毒薬のようで、庄司輝弥のすべての理性、すべての抑制が一瞬にして灰と化した。
次の瞬間、雨宮由衣は強い力でベッドに投げ出され、手に握りしめていた袋が「バサッ」と床に落ちた。
何か言おうとした瞬間、脆い喉を掴まれ、呼吸が段々と困難になり、生命力が少しずつこの体から抜け出ていくようだった。
ようやく呼吸ができるようになったと思った瞬間、唇と舌が激しく噛まれ、口の中に血の味が広がった……
「もう機会はない……」
その宣告とともに、男の足音が遠ざかり、再び鍵をかける音が響いた。
解放されるやいなや、雨宮由衣は激しく咳き込み始めた。瞳には恐怖の痕跡は微塵も見られず、ただ冷たく暗い光だけが残っていた。
書斎は荒れ果てていた。
広大な空間が凍結したかのように、氷のように冷たかった。
机に座る男は風化した彫刻のようで、暴虐と嗜虐が眉間に残された最後のわずかな温もりを少しずつ蝕んでいった。
死のような静寂の中、突然急いだノックの音が響いた。
「出て行け——」