彼女はこの投稿が北条琴美か、その場にいた誰かが不当な扱いを見かねて投稿したものだと思っていたが、まさかその人物が雨宮由衣だとは夢にも思わなかった!
彼女のために発言し、彼女を擁護するこの投稿が、なんと...なんと、ずっと宿敵だと思っていた雨宮由衣が投稿したものだったなんて?
そんなはずがない...
「沢田夢子はあなたの親友じゃないの?どうしてこんなことを?」江川麗子は呆然と尋ねた。
雨宮由衣は眉を上げて彼女を一瞥し、「ふん、親友?あなたこそ彼女の親友でしょう!でも私は誰かさんみたいに、他人に指摘されるまで騙されていることに気づかないほど馬鹿じゃないわ!」
実は雨宮由衣もこの言葉を言うのに少し後ろめたさを感じていた。彼女も一生馬鹿だった後でようやく頭が回り始めたのだから。