第475章 私がいるじゃないか

晴子は興奮した表情で話し続けていた。「それに、雨宮兄は昇進して、今はタレント経済部の部長になったんです...」

等々力辰が呆然と聞いている時、ドアの方から二人の足音が聞こえてきた。

雨宮白が颯爽とオフィスに戻ってきた。そして、その後ろについてきたのは...なんと宮本旭だった!

宮本旭はメイクとヘアセットを済ませたばかりで、全身が輝いているようだった。入室するなり、オフィス全体が明るく照らされたかのようだった。「ハーイ〜」

「あっ!宮...宮本旭さん!」晴子は驚きの声を上げた。

宮本旭はどこへ行っても注目の的で、無数のボディーガードに囲まれている。同じ会社とはいえ、小さなアシスタントは今まで宮本旭をこんなに近くで見たことがなく、本人を目の前にして興奮のあまり気を失いそうになった。