127 二流品.jpg(約5K字 購読と月票をお願いします)_3

これらの新しく現れたカエル人たちは「神力の盾」を持っていた。

だからその秘密を解き明かしたい。

中に潜り込まなければならない!

でも今ではない。

ロジャーははっきりと分かっていた。

今日はすでに敵の警戒心を高めてしまった。むやみに侵入すれば必ず失敗する。

彼はこっそりとスターシップの側に戻った。

山一面に広がるカエル人たちを見つめながら。

ロジャーは思わず優しい笑みを浮かべた。

……

しばらくして。

スターシップの防御シールドが突然プシューっと消えた。

カエル人たちは少し躊躇した。

すぐに誰かが一つの影が堂々と崖の方向へ走り去るのを見つけた!

「グワーグワー!」

彼らは低い声を出しながら取り囲んでいった。

しかしロジャーの速さは本当に速すぎた。瞬く間に崖っぷちまで走り着いた。

次の瞬間。

彼は力を込めた「旱地拔蔥」を放った。

彼の体はまるでバネのように地面から二十メートル以上も跳ね上がった!

続いて完璧な「二段跳び」。

気の助けを借りて。

二段跳びはさらに高く遠くへ飛んだ。

カエル人たちは目を見開いてロジャーの姿が月を越えていくのを見つめていた。

その瞬間。

宇宙船の側の導火線がちょうど燃え尽きた!

20発のこぶ弾とスターシップ自身の不安定なエネルギーが衝突した。

最も美しい花火を生み出した!

ドーン!

天地を揺るがす轟音と共に。

爆発で生じた幾重もの衝撃波がロジャーをさらに高みへと押し上げた。

同時に。

スターシップ付近のカエル人たちは全滅した。

一線天は無理やり爆破され。

ごろごろと岩が無情に落下した。

谷間で忙しく働いていたカエル人たちは音を聞いて顔を上げた。

目にしたのは隕石のような恐ろしい光景だった!

死の気配が抑えきれずに広がり始めた。

……

「スローンカエル人を1体倒した。累計スローンカエル人撃破数669体」

「19ポイントのXPを獲得した」

「真実視力が微かに上昇した」

……

高空にて。

ロジャーは楽しげに風に乗って。

心地よさを感じていた。

しかしすぐに。

彼の笑顔は徐々に消えていった。

なぜなら、これだけ多くのカエル人を倒したのに、関連進捗バーがたった——

0.1%の位置にしかないことに気付いたからだ!

「こ、こ、これは...少なくとも69万体必要ってことか?」

「これマジで人間のやることかよ?」

その数を考えただけで。

ロジャーは両手が震え、顔面蒼白になった。

すぐに。

何かを思い出したかのように、必死に祈るように呟いた:

「お願いだ!」

「頼むぞ!」

「てめぇら絶対に卵生であってくれよ!」

……

高空の上で。

夜風は心地よく、月は相変わらずだった。

しかしロジャーの気分はどうしても晴れなかった。

彼は元気なく少し飛んだ後、人気のない崖に降り立った。

「おや?」

数歩も歩かないうちに。

緑色の小さな植物の群れを見つけた。

それは彼が探していた「怠け根」だった!

「これが慰めの賞品ってわけか?」

ロジャーの気分は少し良くなった。

彼は薬袋からシャベルを取り出し、手際よく採集を完了させた。

細い山道に沿って更に進んでいくと。

ロジャーは更に多くの怠け根を見つけた。

彼は素早く動いた。

すぐに薬袋の一つのスロットが一杯になった。

さらに進もうとした時。

心に警戒感が走った。

シュッという音と共に。

背後から矢が飛んできた!

ロジャーは急いで横に跳んで、避けようとした。

しかしその矢は曲がることができた!

不意を突かれ。

ロジャーは思わぬ痛手を負った——その矢が彼の腕をかすめて飛んでいった!

「皮が破れた...」

その瞬間。

ロジャーは大きく動揺した!

彼は急いで顔を上げた。

遠くの空中に。

背中に翼を持ち、上半身は人間の女性のよう、下半身は巨大な鷲のような魔物が冷たく彼を見つめていた!

彼女は品質の良い弓矢を手に持っていた。

ロジャーは何も言わず、ただ走り出した。

細い山道に沿って。

彼はハーピーの矢を必死に避けるふりをした。

一通りの矢を放ち終えると。

ハーピーは鋭い叫び声を上げ、激しく羽ばたいてロジャーに近づいてきた。

その時。

ロジャーは旱地拔蔥で一瞬で彼女との距離を縮めた!

「本当に私が飛べないと思ったのか?」

気穴から赤月刃を取り出し。

一刀で切り落とした。

ハーピーは瞬時に両断された!

……

「ハーピーを1体倒した」

「26ポイントのXPを獲得した」

「投擲物の有効攻撃距離が微かに上昇した」

……

「並の相手だな」

ロジャーは手早くハーピーの上半身を掴み、そして見事な二段跳びで小道に戻った。

投擲物というのは序盤だけのものだ。

後半の戦いで石を投げるのは間抜けな巨人たちだけだ。

彼は腕の中のハーピーの半身を見つめ。

何か惜しいものを感じていた。

「下半身を掴むべきだった。あの二本の爪は鋭く見えた。素材として使えたかもしれないし、食べることもできたかもしれない」

しばらく探った後。

ロジャーはハーピーの上半身に価値のあるものが何もないことを確認した。

これでハーピーの巣への興味は大きく減った。

戦利品も屬性も与えない。

羅傑様をタダ働きさせようと?

そんなことは絶対にない。

しかしちょうどその時。

データ欄が突然点滅し始めた。

……

「第六感:潜在意識があなたに告げている。ハーピーは無価値ではない」

……

ロジャーは心を動かされ、思索に耽った。

しばらくして。

彼は額を叩いて上級リストを開き、ある超凡職業の詳細項目を選んだ!

大量の関連資料の中から。

彼はついに探していたものを見つけた!

……

「剣仙:あなたは自分の命の剣を持つことができる」

……

「命の剣-分類帰属:投擲物」

……

「危なかった!」

ロジャーは太ももを叩いた:

「もう少しで良い姉妹を見逃すところだった!」

……