これらの新しく現れたカエル人たちは「神力の盾」を持っていた。
だからその秘密を解き明かしたい。
中に潜り込まなければならない!
でも今ではない。
ロジャーははっきりと分かっていた。
今日はすでに敵の警戒心を高めてしまった。むやみに侵入すれば必ず失敗する。
彼はこっそりとスターシップの側に戻った。
山一面に広がるカエル人たちを見つめながら。
ロジャーは思わず優しい笑みを浮かべた。
……
しばらくして。
スターシップの防御シールドが突然プシューっと消えた。
カエル人たちは少し躊躇した。
すぐに誰かが一つの影が堂々と崖の方向へ走り去るのを見つけた!
「グワーグワー!」
彼らは低い声を出しながら取り囲んでいった。
しかしロジャーの速さは本当に速すぎた。瞬く間に崖っぷちまで走り着いた。
次の瞬間。
彼は力を込めた「旱地拔蔥」を放った。
彼の体はまるでバネのように地面から二十メートル以上も跳ね上がった!
続いて完璧な「二段跳び」。
気の助けを借りて。
二段跳びはさらに高く遠くへ飛んだ。
カエル人たちは目を見開いてロジャーの姿が月を越えていくのを見つめていた。
その瞬間。
宇宙船の側の導火線がちょうど燃え尽きた!
20発のこぶ弾とスターシップ自身の不安定なエネルギーが衝突した。
最も美しい花火を生み出した!
ドーン!
天地を揺るがす轟音と共に。
爆発で生じた幾重もの衝撃波がロジャーをさらに高みへと押し上げた。
同時に。
スターシップ付近のカエル人たちは全滅した。
一線天は無理やり爆破され。
ごろごろと岩が無情に落下した。
谷間で忙しく働いていたカエル人たちは音を聞いて顔を上げた。
目にしたのは隕石のような恐ろしい光景だった!
死の気配が抑えきれずに広がり始めた。
……
「スローンカエル人を1体倒した。累計スローンカエル人撃破数669体」
「19ポイントのXPを獲得した」
「真実視力が微かに上昇した」
……
高空にて。
ロジャーは楽しげに風に乗って。
心地よさを感じていた。
しかしすぐに。
彼の笑顔は徐々に消えていった。
なぜなら、これだけ多くのカエル人を倒したのに、関連進捗バーがたった——
0.1%の位置にしかないことに気付いたからだ!
「こ、こ、これは...少なくとも69万体必要ってことか?」
「これマジで人間のやることかよ?」
その数を考えただけで。
ロジャーは両手が震え、顔面蒼白になった。
すぐに。
何かを思い出したかのように、必死に祈るように呟いた:
「お願いだ!」
「頼むぞ!」
「てめぇら絶対に卵生であってくれよ!」
……
高空の上で。
夜風は心地よく、月は相変わらずだった。
しかしロジャーの気分はどうしても晴れなかった。
彼は元気なく少し飛んだ後、人気のない崖に降り立った。
「おや?」
数歩も歩かないうちに。
緑色の小さな植物の群れを見つけた。
それは彼が探していた「怠け根」だった!
「これが慰めの賞品ってわけか?」
ロジャーの気分は少し良くなった。
彼は薬袋からシャベルを取り出し、手際よく採集を完了させた。
細い山道に沿って更に進んでいくと。
ロジャーは更に多くの怠け根を見つけた。
彼は素早く動いた。
すぐに薬袋の一つのスロットが一杯になった。
さらに進もうとした時。
心に警戒感が走った。
シュッという音と共に。
背後から矢が飛んできた!
ロジャーは急いで横に跳んで、避けようとした。
しかしその矢は曲がることができた!
不意を突かれ。
ロジャーは思わぬ痛手を負った——その矢が彼の腕をかすめて飛んでいった!
「皮が破れた...」
その瞬間。
ロジャーは大きく動揺した!
彼は急いで顔を上げた。
遠くの空中に。
背中に翼を持ち、上半身は人間の女性のよう、下半身は巨大な鷲のような魔物が冷たく彼を見つめていた!
彼女は品質の良い弓矢を手に持っていた。
ロジャーは何も言わず、ただ走り出した。
細い山道に沿って。
彼はハーピーの矢を必死に避けるふりをした。
一通りの矢を放ち終えると。
ハーピーは鋭い叫び声を上げ、激しく羽ばたいてロジャーに近づいてきた。
その時。
ロジャーは旱地拔蔥で一瞬で彼女との距離を縮めた!
「本当に私が飛べないと思ったのか?」
気穴から赤月刃を取り出し。
一刀で切り落とした。
ハーピーは瞬時に両断された!
……
「ハーピーを1体倒した」
「26ポイントのXPを獲得した」
「投擲物の有効攻撃距離が微かに上昇した」
……
「並の相手だな」
ロジャーは手早くハーピーの上半身を掴み、そして見事な二段跳びで小道に戻った。
投擲物というのは序盤だけのものだ。
後半の戦いで石を投げるのは間抜けな巨人たちだけだ。
彼は腕の中のハーピーの半身を見つめ。
何か惜しいものを感じていた。
「下半身を掴むべきだった。あの二本の爪は鋭く見えた。素材として使えたかもしれないし、食べることもできたかもしれない」
しばらく探った後。
ロジャーはハーピーの上半身に価値のあるものが何もないことを確認した。
これでハーピーの巣への興味は大きく減った。
戦利品も屬性も与えない。
羅傑様をタダ働きさせようと?
そんなことは絶対にない。
しかしちょうどその時。
データ欄が突然点滅し始めた。
……
「第六感:潜在意識があなたに告げている。ハーピーは無価値ではない」
……
ロジャーは心を動かされ、思索に耽った。
しばらくして。
彼は額を叩いて上級リストを開き、ある超凡職業の詳細項目を選んだ!
大量の関連資料の中から。
彼はついに探していたものを見つけた!
……
「剣仙:あなたは自分の命の剣を持つことができる」
……
「命の剣-分類帰属:投擲物」
……
「危なかった!」
ロジャーは太ももを叩いた:
「もう少しで良い姉妹を見逃すところだった!」
……