第40章 ついに初心者の村を出た（追読希望）

李玄は一気に、編み出した先天境の修練法を、一つ一つ説明し終えた。

「弟子よ、覚えたか？」

先天境の修練法は、彼が初めて大きな心血を注いで編み出したもので、理論や体系などは、基礎境界の皮錬級、骨錬級、臟腑錬成よりもはるかに完成度が高かった。

さらに天地橋と丹田気海の境地の所在も指し示した。

このように詳細な修練法であれば、理論的には許炎がより容易に悟り、より確実に修行を成功させられるはずだった。

「師匠、弟子は覚えました！」

許炎は恭しく答えた。

「先天の法は、修行の余暇に細かく参悟せよ。決して気血境の修行を怠ってはならぬし、高望みもするな。

着実に進むのだ！」

李玄は再び厳しく諭した。

「師匠、弟子は分かっております。気血円満に達するまでは、決して先天の法を修行したり、突破を試みたりはいたしません。」

許炎は真剣に答えた。

「うむ！」

李玄は頷き、さらに言った。「先天境を説明するこの四句を、お前も覚えておけ。」

「はい、師匠！」

許炎は精神を引き締め、興奮の色を見せた。

「天地橋通りて凡塵を脱し、霊気を吞吐して先天に返り、真気浩瀚として尽きることなく、気を操りて空に昇り青天を目指す。」

李玄は一字一句丁寧に詠んだ。

「天地橋通りて凡塵を脱し……気を操りて空に昇り青天を目指す？」

許炎は呟くように一度繰り返し、心の中で何かを悟ったような気がした。

先天がもう近くにあるような気がしたのだ！

「暇な時に参悟を重ねよ。気血円満に達すれば、お前は先天に突破できるだろう。」

李玄は弟子を一瞥した。

先天境界の法を弟子に伝えたが、いつ悟れるかは分からない。

しかし彼は信じていた。許炎の悟性と、あの並外れた想像力、そして自分が伝えた武道を深く信じる心があれば。

必ず悟ることができるはずだ。

「そろそろ新しい弟子を取って試してみるべきだな。

弟子は悟性が良く、想像力豊かでなければならない。そうでなければ適当に編み出した功法を悟ることはできないだろう。」

李玄は心の中で考えを巡らせた。

気血境の武道修練法は既に完成している。新しい弟子に伝えれば、フィードバックは得られるだろうか？

新しい弟子は修行に成功できるだろうか？