「勝った!」
「やったぞ!」
神力化身級の破壊者を倒したのを見て、プレイヤーたちは歓声を上げた。
そして、最大の功労者に注目が集まった:
「べんとうさまだ!」
「すごい操作だったな、スキルの繋ぎが格好良かった!」
「さっきどうやったの?」
他のプレイヤーたちの称賛を聞いて、弁当さんは何も言わず、黙って屈んで、地面に散らばった神血の結晶を一つずつ拾い集めた。
同時に、全プレイヤーの視界に新しいシステム画面が表示された。
【ピンポーン】
【ストーリーBOSS「ウルルの神力化身」が討伐されました】
【討伐者:プレイヤー「弁当さん」】
【戦闘に参加した全プレイヤーはダメージ貢献度に応じて報酬が配布されます!】
【報酬配布開始...】
弁当さんの視界にもシステムメッセージが表示されたが、他のプレイヤーとは違い、彼の画面にはSDキャラの女神が花火を持って祝福するエフェクトも表示された...
そして、彼の報酬も続いて表示された——
【ピンポーン】
【今回のクエストで、あなたは4.53%のダメージを与え、経験値4532ポイント、貢獻度1373ポイントを獲得しました】
【「ウルルの神力化身」の討伐者として、追加報酬:貢獻度1000ポイント、完全復活チケット3枚、専用称号「勇者さま」を獲得】
【勇者さま:神霊郷に直面しても、強い心があなたを恐れ知らずにする!】
勇者さまか。
システムメッセージを見て、弁当さんの深い瞳に一瞬の揺らぎが走った。
彼は手を伸ばし、称号装備の確認メッセージを閉じ、立ち上がってプレイヤーたちの方へ歩き出した。
プレイヤーたちも各自の報酬を受け取り、しばらく喜んだ後、BOSSのドロップアイテムに注目を移した。
「神血の結晶はどこ?さっきたくさん落ちてたよね!」
「このBOSSめっちゃ金持ちだな...さすが神力化身級だ。」
「少なくとも20個はあったぞ!」
「べんとうさまが拾ったみたいだよ。」
「結晶はどうやって分配するの?」
プレイヤーたちの議論の中、弁当さんは李牧の前に歩み寄った。