第39章 コネ入りだろう?

「え?」

宋凌珊は一瞬驚き、すぐに顔を赤らめ、怒りで体が震えた。この男、公然と自分にセクハラをするなんて!

許せるわけがない。福おじさんの面子がなければ、本当に林逸の顔を平手打ちにしていただろう。

「宋隊長、林さんの言いたいことは、彼の足が銃弾に当たって怪我をしたということです。信じられないなら、見せることもできますが」

福おじさんは宋凌珊の様子を見て、彼女が誤解していることを悟り、すぐに林逸のために説明した。

宋凌珊はようやく林逸のズボンについた血痕に気付き、少し恥ずかしくなった。「そうだったの...じゃあ、先に病院に行きなさい...」

しかし心の中では林逸という人物に対して非常に嫌悪感を抱いていた。怪我をしたなら怪我をしたと言えばいいのに、ズボンを脱ぐなんて。自分は警察とはいえ、一応女の子なのに、こんなことをする人がいるのだろうか?