「武器だ!奴らは武器を持ってきた!」
張蕭華は黒豹兄を指さして叫んだ。
他の教師たちも張蕭華の言葉に反応し、一斉に黒豹兄を見た。まさにその通りだった!
黒豹兄はいつの間にか、手に黒い武器を持ち、林逸に向けていた!
「行くのは止めろ!すぐに警察を呼べ!」
王智峰は事態の深刻さを感じ取った。もはや学校では制御できない状況だった。黒豹兄たちが学校内で武器を取り出すなんて想像もしていなかった!
一旦大事になれば、生活指導主任の自分一人では責任を負いきれない。校長まで巻き込まれることになるだろう……
林逸は黒豹兄が窮鼠猫を噛むような行動に出るとは思わなかった。諦めるどころか、武器まで取り出すとは!
「このガキ、てめぇ調子に乗ってたよな?どうだ?このクソガキ、俺の手にあるもの見えるか?見たことないだろ?」