第0175章 林逸の捜索方法【月票募集中】
「お前の義姉?お前の兄貴は誰だ?楊隊長の弟の嫁?楊隊長の弟って誰?」宋凌珊は林逸の言葉に混乱した。
「俺は楊懷軍を軍兄さんと呼んでるんだ」林逸は笑いながら言った。
「あなたが彼を軍兄さんと呼ぶなら...」宋凌珊はすぐに林逸の先ほどの言葉の意味を理解した!彼が楊隊長を軍兄さんと呼ぶなら、楊隊長は彼の兄ということになる?そうなると彼は楊隊長の弟ということに?
宋凌珊の顔が一気に赤くなった。「死にたいの?蹴り飛ばして車から落とすわよ?」
宋凌珊は特殊部隊を退役したが、彼女をこんな風に茶化す人はいなかった。林逸が初めてだった、しかも初めてではない!これに宋凌珊は激怒した。この男は自分に敵対するために天から送られてきたのか?
「宋さん、僕は事実を言っただけです。僕と軍兄さんの間のことは、身内にしか話せません。だから知りたければ、どちらかを選んでください。知りたくないなら、黙って運転してください」林逸は実際には冗談を言っただけだった。宋凌珊に余計な質問をさせないためだ。質問が多くなると、間違ったことを言ってしまう恐れがある。林逸はこの話題を続けたくなかった。
「言わないなら言わなくていいわ、言い訳ばかりして!」宋凌珊は鼻を鳴らし、運転を続けた。この時、車はすでに前方の山林に近づいていた。山の麓に着くと、車はもう山に入れなくなる。
山の麓には警察の規制線が張られ、数人の警官が臨時の詰所で見張りをしていた。宋凌珊の車が近づくのを見て、詰所から急いで出てきた。
宋凌珊は車を山の麓に停め、林逸と一緒に降りた。
「宋隊長!」一人の警官が走ってきて敬礼し、宋凌珊に言った。
「何か状況は?」宋凌珊は尋ねた。
「何もありません」警官は首を振った。「ここから山に登る人も、下りてくる人もいませんでした」
「わかった、あなたは忙しいでしょうから。私が上に行って見てくるわ」宋凌珊はあまり期待していなかった。
「宋隊長、お一人で行かれるんですか?」その警官は少し驚いて林逸を見た...もしかして、これが宋隊長の噂の彼氏で、病院でせっかちにあれをした人?