ゲーム画面の中で、齊明が化身した'ゲームキャラクター'は'蜀山古道'に入り、目に映ったのは静かな山道だった。
この山道に沿って進めば、'蜀山頂上'に到達できる。
'蜀山古道'の中には。
全部で九つの関門が設けられていた。
この九つの関門の試練を乗り越えてこそ、'蜀山頂上'に到達できる。
第一の関門。
遭遇したのは花妖だった。
花妖は華やかに着飾り、美しく艶やかで、魅惑術も極めて高く、さらに並々ならぬ戦闘力を持っており、この関門を通過するのは容易ではなかった。
しかし。
齊明が化身した'ゲームキャラクター'は一刀で妖を斬り、いとも簡単に第一の関門を突破した。
第二の関門。
遭遇したのは蛇妖だった。
齊明は同じく一刀で妖を斬った。
第三の関門は狐妖。
齊明はまたも一刀で妖を斬った。
第四の関門からは。
蜀山派の弟子たちとなった。
齊明はこれらの蜀山弟子を倒す必要があったが、殺してはいけなかった。
第四の関門には蜀山弟子が一人、第五の関門には二人、そして第九の関門には六人の蜀山弟子がいた。
齊明は全てを突破した。
まったく余裕だった。
蜀山古道を出た後。
前方に。
齊明は空中に浮かぶ逆さまの山々と、それらを繋ぐ巨大な鎖を目にした。
蜀山派の楼閣が雲霧の間に立ち並び。
まさに仙道の幽玄な趣があった。
夜が訪れた。
「ディン!」
「'御風剣術'が千倍の増幅状態で四時間八分の放置修練を行い、'出神入化'から'境界圓滿'に上昇し、限界に達して、これ以上の上昇は不可能となり、八千枚の下品霊石が返還されました。」
「御風剣術が'境界圓滿'の段階に達した。」
齊明は喜色を浮かべ、「たった'四時間八分'で、しかも八千枚の下品霊石が返ってきた。」
そこで。
齊明は意識を集中し、青雲落雲劍を取り出し、右手で剣柄を握った。剣身は長く、三指幅の法剣だった。
シュッ!シュッ!
齊明は御風剣術を繰り出し、その剣術には'風剣意'が宿り、一つ一つの技、一振り一振りの剣に、'風'が伴って流れていた。
「なかなかいい。」
齊明は非常に満足していた。
あっという間に。
次の日が来た。
「ディン!」