第54章 頂点を独占

「二人同時に来い」

齊明は冷静な目つきで二人の真傳弟子と向き合った。

「齊師弟」

段萬華は冷ややかな目つきで、重々しく言った。「確かに『混沌青蓮剣經』は強力だ。それは我々も承知している。だが、お前は今まさに築基したばかりだというのに、そのような物言いは、あまりにも傲慢で自惚れすぎだ」

「段先輩」

齊明は笑って言った。「私を諭したいのなら、勝ってからにしてください」

「よかろう!」

段萬華は深く息を吸い、心を動かし、功法を運転させ、周身に仙気が漂い、『成仙道』の奥義を演化させた。「成仙真經!」

ゴォン!ゴォン!

瞬時に。

形なく質もない『成仙道』の威能が放たれ、段萬華の背後に篆体の『仙』の字が現れ、幾重もの仙影が取り巻いていた。

しかし。

齊明の十二品混沌青蓮が回転し、形なく質もない剣光が飛び出し、段萬華の『成仙道』を直接打ち砕いた。

バン!

篆体の『仙』の字が崩れ散った。

ブッ!!!

段萬華は一口の鮮血を吐き出し、顔色が僅かに蒼白くなり、数歩後退した。齊明の『混沌青蓮剣道』に全く太刀打ちできなかった。

「九轉練神真經」

ドン!

姜芸は手を振り、次々と法印を結び、『練神道』の威能を放ち、無尽の眩い金光を放って四方を照らした。

そして。

その眩い金光の中に、一輪の十二品金蓮が現れ、光沢を揺らめかせ、きらきらと輝き、その威能が齊明に押し寄せた。

ドドン!

巨大な響きと共に。

齊明は心を動かし、『混沌青蓮剣經』を運転させ、剣気が四方に溢れ、幾つもの剣花が咲き誇り、威能が四方に広がり、姜芸の『練神金蓮』を防いだ。

「貴様!!!」

姜芸は驚愕した。

バンバンバン!!!

次々と爆発音が響き渡る。

ブッ!

姜芸は齊明の混沌青蓮剣道を防ぎきれず、形なく質もない剣道の威能が、姜芸の練神道を打ち砕き、姜芸を打ち負かした。

「なんと強い」

姜芸は深く息を吸い、口角の血を拭った。彼女は身を以て『混沌青蓮剣經』の強さを体験した。「さすがは『混沌青蓮剣經』、私は完全に敗北した」

知っての通り。

姜芸の実力は本当に強く、彼女の修為は既に結丹(金丹)初期で、既に齊明より一つ大きな境地上だった。

もちろん。

今回は『道』の争いであり、本当の戦いではない。

そうでなければ。

齊明は相手にならなかっただろう。

しかし。